2003-05-15 第156回国会 参議院 内閣委員会 第8号
ちょうど今から七年になりますか、七年ちょっとたちましたか、創造的科学技術立国というのを私どもは議員立法で作って、これは、これからの国家の生き様は、資源もない、農業国家でも生きていけない、そういうときに、応用科学だけではこれからは経済的にも乗り切っていけないから、科学技術の基礎研究を大きな大黒柱の一つに据えようというので、名前も非常にごつい名前の創造的科学技術立国。運用基準まで付けましたよ。
ちょうど今から七年になりますか、七年ちょっとたちましたか、創造的科学技術立国というのを私どもは議員立法で作って、これは、これからの国家の生き様は、資源もない、農業国家でも生きていけない、そういうときに、応用科学だけではこれからは経済的にも乗り切っていけないから、科学技術の基礎研究を大きな大黒柱の一つに据えようというので、名前も非常にごつい名前の創造的科学技術立国。運用基準まで付けましたよ。
また、同じく新設される事業革新設備導入計画は、研究開発と一体となった企業の新規設備投資を支援するものであり、創造的科学技術立国を目指すさまざまな政策措置と相まって、日本企業の競争力強化、ひいては国内産業の空洞化対策に資するものになると期待しております。 もとより、政府の役割は、あくまでも企業の自助努力を支援するために環境を整備することであります。
まず一つの問題は、科学技術の基礎の問題、これは今、創造的科学技術立国という精神に基づいて科学技術基本計画ができております。そういうことについての現在の推移状況について、例えば優秀な日本の科学者が助手まで連れて諸外国に、環境の整ったところへどんどん流出していますね。それも、我が国においては戦後ずっと今日まで〇・三%しか予算がそこには下りてこなかった、なかった。
我が国の科学技術力を世界最高水準のものにし、創造的科学立国を目指すためには、国レベル及び地方レベルの両面において産学官の密接な連携と協力が不可欠ではないかというふうに思うわけでございます。
尾身さんは五年前に創造的科学技術立国の最大の功労者だったと思う。私は二番目ぐらいの功労者だったと思うんだが、一体、五年の間、あるいはこれからを見通して、我が国においてそれがどう今推移しているのか。 また、総理には、国家という立場から、本当にこれからの我が国において科学技術の基礎研究は大黒柱の一つに入るのか入らないのか、そういう高い次元からの説明を受けたい。
こういうふうになると、基礎研究なんですけれども、基礎的科学諸分野や基礎研究の強化を怠って我が国の科学と文化及び科学と技術の土壌を損なうことは何としても避けなければなりません、さもなければ創造的科学技術立国の種は芽を出したとしても大きく育つことはできない、このことを懸念するとおっしゃっていらっしゃいます。
創造的科学技術立国は、人材は多いけれども少資源の我が国が国際貢献を果たしながら国家としての繁栄あるいは国民生活の安定を維持発展させていく上で、至上命題であるわけでございます。歴史的に見て、国民性ともいえる勤勉さで、あるいは模倣、あるいは習熟、あるいは発展というサイクルを描きながら、科学技術の発展を見てまいりました。先人のたゆまぬ努力には敬服するばかりであります。
○有馬国務大臣 御指摘のように、今回の改革におきまして、総合科学技術会議と文部科学省の設置による創造的科学技術行政体制の整備が改革の柱の一つでございます。 そこで、文部省と科学技術庁との間でどういうふうに文部科学省の設置に向けて今努力をしているかということを申し上げますと、御指摘のように、ボトムアップ型の研究、それからトップダウン型の研究の違いはございますけれども、それぞれ共通の面もございます。
科学技術庁におきましては、基礎研究強化というふうなことをもちまして、さかのぼれば約十五年ほど前に創造的科学技術推進事業というものをスタートさせまして、本格的に基礎研究強化のための施策を打って出たわけでございますが、それ以降、さきがけ21というものでございますとか理化学研究所のフロンティア研究でございますとか、そういう基礎研究のための方策というものを随時施策として打ち出してきたわけでございます。
こういった流れで、次の日本の国をどうするのか、創造的科学技術立国が今まで据え置いた基礎研究を本気でやらなきゃいかぬ。アメリカのようなところは軍事、国防がありますから、いろんな兵器の開発のための基礎研究はそこからノウハウが出る、それにプラス、もう赤字を覚悟で、借金覚悟で新たに十年前から基礎研究に投入した。 ここに新聞がありますが、四月十九日付の朝日新聞。
こういう流れを見まするというと、一年前には創造的科学技術立国の基本法は既に閣議決定されて、法案があって、それを受けたのが去年の七月、五カ月おくれであります。
一年前の平成七年に創造的科学技術立国というのができております。この科学技術立国、平成七年の十月三十一日に衆議院で全会一致で可決決定されて、十一月八日に参議院本会議でこれまた全会一致で決定されて、平成七年の十一月十五日に法律第百三十号として公布、施行され、閣議決定もあるというものです。
そういうわけで、一般会計の中では創造的科学技術の推進、創造的な研究開発とか研究基盤の整備ということを重点といたしておりますし、また原子力におきましても、一般会計におきましては大型放射光施設の建設あるいは重粒子線がん治療装置の建設とか、こういったものを原子力で充当しておりまして、かなりハイテクの部門といいますか、むしろそういった先端的な部門に投資をしております。
それは、公明党では「創造的科学技術政策をめざして」ということで一つの提案をいたしております。その中に、「二十一世紀をめざす科学技術革新への提言」といたしまして、このように言っております。 科学技術の進歩は、基礎研究への挑戦とその評価、さらに工学的研鑚といえます。 しかし、その中心をなすのは人的資本の拡充にあるといえます。
これは大臣、日本のこれからの創造的科学技術の発展のための極めて基本的な条件が崩される、アメリカの技術の中に日本の先端の技術が全部取り込まれて自由に使えないということになりかねないですね。そういう政治的に大変重要な意味を含んでおりますから、外務省の交渉は別問題として、私が申し上げた、三つありますけれども二と三ですね。
しかし、今や我が国の教育のあり方について、画一的な教育から、もっと一人一人の個性を伸ばす教育の必要性が叫ばれ、これが総理が述べられた創造的科学技術の推進のためにも必要であります。 そこで、第一に、さきの臨時教育審議会答申はこのような点についても重要な提言をしておりますが、答申実現にいかに取り組むか、文部大臣にお伺いいたします。
なお、この研究は、私の聞くところですと、日本人の創造的科学の一番のメーンといいますか、今まで日本という国はとかく欧米の創造したものをまねるという機会が多かったように聞いておりますが、そういう意味でこの研究につきましては広く世界にも開かれているのかどうか。
このような批判にこたえ、みずから生み出した創造的科学技術により国際的な貢献を図っていくことは、世界経済の一割国家、そして技術先進国としての当然の責務ではないでしょうか。 科学技術は、歴史上常に世界経済を活性化させる有力な手段でありましたし、南北問題や食糧問題、人口問題などさまざまな社会的問題を解決するためのかぎとしてその役割を果たしてきました。
具体的には、従来からすぐれた若手研究者に対し研究の場を与えるための特別研究員制度の充実、独創的な研究者を研究リーダーに選任し、そのリーダーの裁量のもとに研究を実施する新技術開発事業団の創造的科学技術推進制度の拡充、科学技術会議における研究評価のための指針の策定、科学技術振興調整費を活用した基礎的研究の強化など、各般の施策の推進に努めてきているところでございます。
こうなりますと、創造的研究に対する評価というものが大変おくれるわけでして、こういう形でいわゆる創造的科学技術研究に対する権利保護の問題が出てくるのではないかと思いますが、こういう見直しの時期に当たって特許制度そのものに対する先生のお考え方というものをお尋ねしたいと思います。
○山原委員 大変勉強させていただいたのですが、先生のお話を聞きながら、日本のいわゆる創造的科学技術の振興上の現在における弱点が、いろいろ多面的な形で鋭く指摘されたのじゃないかというふうに伺ったわけでございます。 昨年の十一月に科学技術会議が答申を出しておりまして、その中にも独創的、創造的科学研究の振興というのがございますね。
十一号答申を受けまして、長官の所信にも創造性といいますか、創造的科学技術を重視するというお気持ちが大変にじみ出ているように思います。所信表明の中に創造ないし独創という言葉が七つ出てまいりますが、私は大変重大な認識ではないかと思います。これは大変昔から、日本は創造性を重視しなければいけないということは言われてきたことでもあるわけです。
○国務大臣(中曽根康弘君) まさに梶木さん御指摘のように、独創的、創造的科学技術、基礎科学技術の分野に力を入れる時代に入ってきたと思います。これは鎖国後追いつくということで忙しくて理解のできないことではないし、またその間におきましても湯川さん以下のような独創家も出てきておると思いますが、一般論としてやはりまだ非常に弱いと思います。
ただ、予算の関係でなかなか思うような成果を得ておりませんが、今後ともこのように、ただいまお話のありましたような国立試験研究機関におきましても、あるいはもちろん大学におきましても基礎研究に重点を置いていく、これが創造的科学技術の進む道であろうと思っております。費用対効果ということだけであってはならない、このように考えて努力をいたしてまいりたいと思っております。